カテコを見逃すな!

テニミュに関する長めの独り言

良い意味で新テニミュに裏切られた話(ネタバレあり)

※このレポは新テニミュのネタバレの塊です。

(前略)
こうして数々の迷いを解決したどり着いた日本青年館
地図の読めない私は2度ほど迷ったが、なんとか開演前に着けた。
国立競技場前から行くオタクがあんなに少ないとは思わなかった。

劇場が暗闇に包まれ、まず聞こえるのはテニスボールの打球音。これぞテニミュ!と心が踊った。

次に現れるテニミュボーイズ。
はやっと思った。
テニミュボーイズは結局最後まで大忙しだった。
刀ミュでいう歴史修正主義者のような忙しさだった。

私としてはサー立の女なので前田くんにフォーカスを当てたいところ。双眼鏡を前半の3分の1くらいは彼からいまくんに当てていた。3rdのオタクなので。

これはあるあるだと思うが、双眼鏡や裸眼で彼をじっと眺めていると、何度か目が合った気がして嬉しくなった。
やはりDVDや配信にはない生の魅力がここにあると思う。
どうにもカメラ越しだと「私」と目が合った!という感が薄い。

生観劇ならではの魅力としてもうひとつ感じたのは音だ。
DVDだと暗転時の大道具移動音やラリーの靴音が少なく感じる。
この音が聞こえると「本当に王子様がここにいるんだ」と強く実感し、熱くなった。
また、人数の多いナンバーの圧倒されるような声量。
画面、というよりスピーカーを通してしまうとどうしても「割れんばかりの歌声」はなくなってしまう。
三船の歌がまるで帝国劇場にいるかのような錯覚を起こさせたのも、彼本人が数メートル先にいたからという要素があるかもしれない。

三船に関連するのでついでに書くが、彼は日替わりも最高だった。
その前の齊藤の「趣味は蟻の巣の観察です」(ここも日替わりなのかは私にはわからない)に対応してなのか、「趣味は編み物だ。 嘘だ!」のお茶目さは、岸さん本来の人柄の良さと三船の本質が融合していてとても良かった。
いい人やねんあのおっちゃんきっと。

また、わたしの最推し・サナゲンこと真田弦一郎との絡みも良かった。
崖の上の高校生vs中学生の試合、 乾も柳もいないのにどう決着が着くのだろうと薄々疑問に思っていたのだが、中学生が全滅したその時…崖下から現れるサナゲン!!!

結局何しに来たのかうやむやになって終わったが、三船に年上に間違われるサナゲン、三船に「中学3年生」と10回言わされるサナゲン……
最高でした。
彼はボーイズの中のどなただったのでしょうか。
体のラインは少々細かったものの、肩幅の広さと声が1stの兼崎さんを思わせる感じで良かったです。

前半ラストは幕間日替わり。
今日は三船でした。(いつもなのかはわからない)
もう一人のスタッフが消毒液(?)の噴霧器を持っていて、「消毒すなァ、消毒すんのかい!せんのかい!すん……せんのかァい!!」ってアレです。乳首ドリル。
関西出身じゃない私にもわかりました。
いいキャラでてました。

後半は小野健斗さんのおかげであまり記憶がありません。
大和役の子、センチメンタルな表情が非常にお上手でよかった。多分アレ千秋楽で泣くな。DVD買います。
手塚ってどうして全員あんなに手塚なんだろう。
今回も手塚本人だった。
ほんとに手塚が11人いるな……
強いて言うなら多分歴代手塚の中でも小さめで、高校生との体格差がよかったですね。(さすがに桃ちゃん役の子と海堂をやってたボーイズの子は小さすぎた気がするけど……)

そしてここからが私のお目当て!
跡部vs入江戦です。
どうして12月ではなくわざわざ先の読めない2月公演をとったかというと相葉さんが見たかったから!!!
3rdシーズン最終公演でテニミュ沼に落ちてしまった私が最初に見たのは、TSUTAYAで100円で借りてきた、1stシーズン関東立海の後半。
そう、小野健斗さんと相葉さんの出演公演。
他にも動画で沢山「えなりの不二」を見てきた私はどうしても彼をテニミュの舞台で見たかった。

実際見て……本当に最高でした。
声は当然本人だとして、まずビジュアルがすごい。
普通声優やってるからって見た目も本人にはなりません。ヨコハマディビジョンじゃあるまいし。
最初に現れた時からもう入江奏多
何より良いのがその表情。
あの食えない笑顔が相葉さんによくお似合いだったし、途中余裕のなくなっていく姿との対比もとても良かった。
ネタバレ踏まない誓いを立ててしまったのでまだ泰江くんの入江を見れてないけど、相葉さんは最高の入江だった。
地面に倒れ伏した後、顔をあげる瞬間を双眼鏡で待ち伏せしたくらい。

ベンチワークが上手いなと思ったのは、相葉さんと我らがサー立の前田くんだ。
圧倒的にあの二人は他のキャストに話しかけにいく姿が印象的だった。
特に前田赤也。
ダブルスを経て白石に積極的に話しかけたり、リリちゃん(蔵兎座のことを私はそう読んでいる)とも確執があったはずなのに、試合が進むに連れて仲良さそうにしているのが、赤也を解ってるな~~~~!!!という感じで良かった。
特に跡部王国建国ソング!
みんなで高校生にばーん!した後、2発目を打とうとする赤也をリリちゃんが回収してるのは超絶ほほえましかった。
負け組帰還後も、リリちゃん越しにサナゲンをチラチラ見る赤也、可愛かったです。お前先輩やろ。

ベンチワーク関連でもう一つ。
コート入れ替え戦の第一試合でしか見られなかったので私の気のせいかもしれないが、高校生と中学生で打球を追う目線の速度の違いがあったのは面白いと思った。

中学生はリリちゃんを全力応援してるので超真剣に試合を見てる。打球を追う速度も速い。

一方高校生は当然外道さんが勝つと思ってるので応援に力が入ってないわけではないが、試合全体を見ているというか、どこか冷静で、打球を追う目線もゆっくりだ。
私はそういう印象を受けた。

解釈は自由だし、たまたまかもしれないが、そうだったら面白いなと思う。

個人的に好きだったデュエットは鬼と金ちゃんの試合のナンバーだった。
キャリア的にも、高校生のキャストの方が中学生キャストより歌が上手いというか厚みがあった印象の新テニミュの中でも、彼ら二人が一番相性がよかったと思った。

二人とも動きがよかったし、声質も似ていて素敵だった。

予想以上だったのは跡部役の高橋くん。
ビジュアル発表の時は正直あまり好みではなかった。なんせみうべが初めての跡部なので、おぬべ系(失礼)はあまり見慣れなかったのだ。

驚いたのはその歌声。
セリフの声は歴代跡部のなかでも高めに感じたが、歌になると圧倒的に声の圧も厚も増していた。
相葉さんに引けをとらないソロ、本当に初舞台なんだろうか……

いろいろ思い出しつつ書いたが、私の記憶を持っていった一番の元凶、サービスナンバー。
私服じゃん!?ってことにびっくりする時間は一切くれなかった。
そこにはディズニーランドが広がっていた。
まじであの場所はディズニーランドのエントランスだった。
外道おにいさんの私服かっこよかったです。
赤也はちょっとおにいさんっぽくなってた。良かった。

そう、なんとここにあるのが日替わり。
多分中学生1人、高校生1人、コーチ1人なんだと思う。
ちょっと気恥ずかしさが隠せない控えめな跡部の投げキッス。
このへんで、「あっここ日替わりなのかな」と気づいた私。
ここから死ぬぞ私。

次は徳川。
「これだけは言わせてくれ…… 『負けはいけないな』」


は?????????
ヤナレン????????????????

ここで私の記憶は吹っ飛び、涙が溢れた。
1st厨とは言わないが、1stでテニミュを勉強した私。
「これを生で見れていたらな……」と何度も思った。
それが?現実に???????

今でも私の脳内では小野健斗さんが「負けはいけないな」と言っている。
服装は忘れたので脳内に出てくるのは首から上だけだ。



ということで記憶を失ったので明日も見てきます!
明日は友達と3人!楽しみだな!!!!!!

めちゃくちゃ感染対策がんばってて本気の静寂なのでLINEで会話するぞ!