カテコを見逃すな!

テニミュに関する長めの独り言

ブロマイドケースをデコろう!〜俺みたいになるな〜

日記も手帳も筋トレも3日坊主の私、観劇記録も碌に続かなくなってるうちに気づいたらテニミュ歴3年になっていました。

レボライの余韻と未練にどっぷり浸かりながら生きていたのですが、来たる関氷凱旋公演観劇に向け、あまりにもテニミュ4th歌詞聞き取りという科目が苦手なので、初日公演配信を買って耳を慣らしていたところ、何故か芥川慈郎に沼ってしまいました。

そうだ!凱旋公演にはお友達も来るし、かわいいブロマイドケースを作ってみんなの推しと写真を撮ろ〜!!

 

これは田舎に住むテニミュのオタクが、どうにか居住地でかき集めた材料で硬質ケースをデコって、その反省点を書き記したものです。

反省や注意点がメインの記事になります。作り方については他の方のわかりやすい記事や動画が沢山ございますのでそちらをご覧ください。

この記事に辿り着いた方は私みたいにならないでね!

①材料を集める

テニミュのオタクを始めた頃大学生だった私も今や社会人、一人暮らしを始めました。なんと今住んでいる町には100均より高い雑貨屋はありません。それも、seria or wattsの二択です。オタク御用達のユザワヤまでは200キロあります。遠征?

私は立海と真田弦一郎のオタクなので、日頃から帰省したときに黄色や黒、ゴールドの素材を集めているのですが、突然ブルベに落ちたので手持ちの素材が使えません。

反省:汎用性のある材料は都会に行った時に事前に収集しておく

ちいさな百均2店舗で精一杯集めた材料がこちら。

やたら入ってる水色のリボン

田舎の百均に色付きのフリルなんてハイカラなものは売ってませんでした。白or黒。都会のセリアにはそれ以外の色も売っているようです。

B7の硬質ケースに22メートルも使わないことは分かりきっているのですが、水色でこの幅のものはこれしかありませんでした。メートル単価安すぎて怖いですね。不安は現実になります。

今回はこちらを自分でフリルにしていきます。

立海のオタクとして硬質ケースデコをやることを夢見てダイソーの布用両面テープを買ってあったのが救いです。

田舎のオタクは布用両面テープを見かけたら絶対に買っておいた方がいいです。うちの町の百均には売ってませんでした。

セリアで購入したのがこちら。

女児は全員好きなタイプのシール

最寄りのセリアはあまり大きくないんですが、シールの種類は豊富で助かりました〜!今回はこちらの材料と、手持ちの素材で戦っていきます。

目標が

•フリルがついてて

•左上にリボン

•ポイントシールでデコって

•キラキラの石を貼る

です。

ポイントシールというのはこんな感じ。

https://twitter.com/natalie_store/status/1619668052219396097?s=46&t=aD03MB1rANBQObCU8A2owg

ナタリーストアのサンリオ×テニプリコラボの販促画像でみたこれに心を奪われて、縁取りはポイントシールでやろうって決めていたんですよね。

シールの上からキラキラ石を貼って、かざんくんジローに似合うふわふわキラキラで可愛い感じにしようと思います。がんばりましょう。

②フリルを縫う

結論から言います。

反省:フリルは手縫いで作ろうと思うな。絶対買え。

一番の怒りポイントはここです。自分に怒っています。

B7硬質ケースの外周は約50センチ、たったこれだけの長さなのに、一回失敗してやり直す時間も含めて2時間半以上かかりました。

レボライのために作ったキンブレリボンが約3時間だったので、もう心が折れそうでした。(キンブレリボンはこんな感じにできました)

出来上がったものがこちら。

海藻?

市販のフリルは真っ直ぐだったのに、自分で縫うとこんなにグッチャグチャになっちゃうんですかね?わたしが下手くそなだけかもしれません。当然一人暮らし1年生のオタクの家にミシンなんてないので手縫いです。本返し縫いなんて1◯年ぶりにやりました。(後々YouTubeで手縫いされてる方の動画を見たら真っ直ぐなフリルが出来上がっていましたので、実力の問題なようです)

結論は「買え」なんですが私のように田舎に住んでる方や、推しのメンカラが特殊で自分で縫うしかない方もいると思うので、自分で縫う上での反省点も列挙しておきます。

作り方に関しては「リボン フリル 手縫い」とかで調べるとだいたい同じようなものが出てきます。

•買えるならリボンと同じ色の縫い糸を買え

(後述しますが私は白黒紺の糸しか持っておらず、事故ってます)

•あまり長い距離仮縫いするな

(ネットには、「なみ縫いして糸を引っ張って絞り、上から縫おう!」と出てきますが、50センチのフリルを作るのに必要な長さのリボンを一度に絞ると均等にひだができず、かといって綺麗なヒダにするにはどうしたらいいのかもわからず、長い燃えるゴミができます。私は針と糸を2本ずつ用意し、10センチなみ縫い→本返し縫いを繰り返すことでどうにか作りました)

•なるだけ太いリボンを使え

(手縫いするなら今回の20mmでもギリギリだと感じました。持ってる指が攣りそうだし、ひだを寄せるのに指で見えず苦労しました。)

•安いリボンを使うな

(今回はサテンリボンと称されたものを使ったのですが、安いので繊維の密度が甘く、本返し縫いで同じ場所に二度針を刺すと穴がどんどん大きくなっていき、超怖かったです。ユザワヤで一巻き100円程度で売ってるやつくらいの密度なら多分縫っても大丈夫)

•ほつれ止め液はあった方がいい

(私はタバコ吸わないので家にライターなんてなくて炙れないし、かといって端を2度折り返して縫うと分厚くなってその後の処理が大変なので、ほつれ止め液を両端に塗ってから作業すると超楽です。キンブレリボンを作る際に買ったものを今回も使用しました。今のところほつれ止め液売ってない百均見たことない)

この段階でもう日が傾いてきましたが、次の工程に進みます。

③硬質ケースにポイントシールを貼る

ポイントシールははみ出た部分を切り取る必要があるので、フリルと同居させるためには先に貼り付けなければいけません。

まずは黄色目当てで買ってあったダイソーの5色入りポイントシールの白いものに、先ほどセリアで買ったパステルブルーの蛍光ペンで可愛い色を

つけていきます。

つきません。

この方法を取る上でインスタのこちらの動画を参考にしたのですが、そもそも日本の方ではないし、百均のシールかもわからないし、下調べが甘すぎますね。

https://www.instagram.com/reel/CkwjZKOgfBi/?igshid=YmMyMTA2M2Y=

反省:ポイントシールは水性蛍光ペンで色塗りできないものもある

写真だと色がついているんですが、この後指で数回擦ったら白いシールに戻りました。

ただ、奇跡的にパステルブルーのポイントシールの手持ちがありました。

それがこちら。

セリアのパステルカラーステッカ〜!!

私は普段これに自分で穴を開けて、給与明細のコピーを綴じる際にパンチ穴の補強に使っていたのですが、ここから青だけ拝借します。

私レベルの田舎の民になると、元々穴のあいたやつは売ってないんですよね。最初は信じられなかったんですが今回は助けられました。

貼り付けてはみ出た部分をカットしたものがこちら!

先程の塗れなかったポイントシールの紙の裏にガイドラインを書いて、カードケースの中に入れてからシールを貼ったので、曲線もまあまあいい感じになっていますね。今回はこの左上と右下の部分にキラキラ石やらリボンやらを貼り付ける計画です。

この工程は10分くらいで終わりました。

凝ったものは面倒だけど何かデコがしたい!という方はポイントシールだけでも十分だと思います。ここだけならゼロから揃えても材料費200円ですし、もくもくしてて可愛いです。

④硬質ケースにフリルを貼り付ける

ここも反省点が沢山あります。一点目。

反省:両面テープのはくり紙は少しずつ剥がす

まずは硬質ケースの裏面の四辺に布用両面テープを貼ります。今回はたまたま10mmのものを持ってたのでこのまま使います。リボンは20mm幅だったので、ちょうど10mm見える計算です。

わたしはここで両面テープの2辺を一度に剥がしてから作業を始めました。愚の骨頂ですね。

次の反省点にも繋がります。

反省:安いリボンを使うな

こちらは二度目の反省です。

二辺を一度に剥がした私。フリルのいろんなところがテープにくっつきます。先述しましたが安いリボンはなんか繊維の密度が甘いんですよね。

誤って張り付いた部分を剥がす際、リボン表面に小さいほつれが大量発生しました。

幸い最終的にはどこかに張り付く部分だったので助かりましたが、これがフリルのヒラヒラだった暁には泣きます。2時間半かかっているので。

個人的には3センチずつ剥がす→貼るくらいが事故りにくくて良かったです。

こうして四辺にフリルを貼り…?

始点のフリルが全部貼り付いとる!

なんかフリルが余った!?

大事故ですね。びっくりしました。

反省:フリルは四辺の長さぴったりで作る

反省:始点にははくり紙を貼って守っとく

これは手縫いではなく既製品のフリルでも起こりうるので次気をつけよ〜って本気で思いました。

手縫いフリルはクチャクチャなので、何度かケースに長さをあててみたんですが、クチャクチャすぎてよくわからなかったんですよね。恐らく50センチもいらないんだと思います。一度も定規で測ってないので確証はありませんが…

私はこの2つの事故が同時に起きたので、

中に入ってしまった始点の部分を余ったフリルでカバーし、なお余った部分はいかにも二重で豪華です!という風を装って誤魔化しました。よいのです。ここにはリボンがつく予定なので…

ちなみに、この硬質ケースは終始おもて面を上にした時に右側の辺が開くように作業をしています。フリルの始点•終点はブロマイドの出入口と反対側にあった方が綺麗だし、触る回数が減って壊れにくいかと思います。

裏面がコレなので綺麗もクソもないんですけどね!

フリルを作る際の反省はこれですね。縫い糸が丸見えな上に鮮やかな紺色です。さらに途中で縫い方の正解がわからなくなったり、糸が結ばさってるのに気づかなかった跡まで浮き彫りです。

フリルを手縫いするなら同じ色の糸をどうにか探しましょう。

現在の表面の状態がこちら。

まだ当代ジローくんのブロマイドを持っていないので、先代部長にご協力いただきました。(売り物なのでお顔モザイクかけました)

けっこういい感じなのでは!?

ちなみに、ここまでで5時間半経過しています。関氷の配信を見ながら作業していたのですが、2周目の3分の2くらいまでいきました。

今日はここまでとし、作業は2日目に突入します。

⑤リボンを作る

おはようございます。2日目です。リボンはキンブレリボン作りで一度やっているので、恐らくスムーズに行くことでしょう。無理でした。

水色のリボンは昨日の一色しか持っていないのですが、フリルとは違う色のリボンが付けたくなってしまったので朝イチでセリアまで車を飛ばして買ってきました。それがこちら。

私はリボンは太ければ太いほど可愛いと思っている人間なのですが、この町で20mmを超える幅のリボンは薄桃色しか手に入らないので、シルバーと紺オーガンジーの2本を買ってきました。

https://youtu.be/JKHeylo1Sh8

こちらの動画を参考に、可愛い2本リボンを作っていきます。

またつまらぬものを産んでしまった…

今回はメジャーを出して、動画の通りにリボンを切ったのですが、途中で指を離したからか結び目が締まらず、何故かタカアシガニみたいなリボンになってしまいました。それぞれの自我が強すぎてこのリボンにダブルスは向いてませんね。

ということでこのリボンを切り出して再利用し、キンブレリボンのように各パーツをバラバラに生成します。

私にとってはこちらの方が10倍楽でした。「指2本でできる!」は、リボンが出来上がる前に左手が攣りそうになったので… リボンの胴体は両面テープでわっかにしたものを2本作った後、適当にクロスさせて普通の糸でぐるぐる巻きにしてあります。脚はシルバーのリボンに切った紺色を片足ずつ貼り付けてあります。原始的ですが解けないし間違いないです。

帯→脚の順で胴体に接着していき、完成したものを昨日の硬質ケースに貼り付けます。どん。

水色一色だったケースに彩りが追加されました。恐らくセンスのある方はさっきのタカアシガニもうまいことヒラヒラ〜っとケースのフチに沿わせて美しく接着できるんだと思いますが、私は美術6(10段階)の堀尾なので潔く短足にしました。

⑥キラキラ石を貼る

とうとう辿り着いたよここまで…

ということでラストはフチにキラキラを貼っていきます。写真を撮るときにキラキラしていると推しも輝くので。

作業途中の写真を撮り忘れたようです。まだまだだね。右下のスペースが一番広いので、まずはここに大きなパーツを貼り付けます。余ったスペースには昨日買ってきた色つきの石をつけ…

全部くっていてる!

開けるまで気づきませんでした。こんなにスキマがあいてたら絶対バラバラだと思うじゃん?というかこのシールを1シートで使うシーンって何なんですかね?

反省:表示を見て買い物する

結局このシールは裏面からカッターを入れ、ストーンの輪郭に沿って一つずつ切り出して使用しました。超面倒だった…

⑦完成!

紆余曲折ありましたが完成品がこちらです。

わたし好みの可愛いケースが完成しました!

昨日事故ったフリルの始点も、リボンでいい感じに隠れました。2日目はずっと跡部を入れたまま作業していたので、若干デザインが跡部に寄ってしまいましたが、氷帝ってだいたいこんな感じだよな?という仕上がり。観劇は毎回遠征になるので持ち運びに強いものを、と作成前に考えていましたが、作成中は全く頭から抜けていましたので非常に立体感があります。移動中にパーツが取れないことを祈るばかりです。

所要時間:8時間(配信3本弱)

材料費:880円(今回のために買って実際使用したもののみの合計)

結論:正直買った方が楽

買った方が楽ではあるんですが、私は田舎在住で暇だし、週末の時間潰しとしては超たのしかったです。自作するならやはり素材集めが一番大事だと思いました。次はもう少し色や材質にこだわって作りたいですね。

器材の面で言うと、布用両面テープとほつれ止め液を持っていたのは超ラッキーでした。フリルは根元もある程度立体感があるので液体の接着剤で貼るとなると重しをしたり液のはみ出しに気を遣わなきゃいけなかったりで、もっと時間がかかったと思います。ほつれ止め液はリボンを扱う前に両端に付けておくと、何度失敗していじくっても端がボソボソにならないので不器用にはマストです。

あればよかったな〜と思ったのは、ストーン用のピンセットですね。ストーン自体も貼るスペースも小さいし、意外と接着力が強くてリカバリーできないので、指だと位置調整が難しかったです。最近では百均にも売っているので近いうちに買います。

もしこの記事を読んで「よし!わたしもつくるぞ〜!」ってなる方が一人でもいらっしゃったら全力で応援します。がんばってください。

 

番外編:裏面の処理

完成はしたのですが、フリルを貼り付ける際にヨレがあったみたいで、脆弱な本返し縫いの糸が浮いてきてしまったので、裏面に余ったリボンを貼って補強することにしました。22メートルもあるので大量に残っています。

これで紺色の縫い糸も、謎の輪っかも、全部なかったことになりました。美しいですね。リボンはいちいち切るのが面倒だったので、四隅でいい感じに折ってあります。

表に返すとリボンや両面テープが丸見えなのですが、ブロマイドが入っていない状態で写真を撮ることはもうないのでよしとしました。ネットで調べると裏面一面にフェルトを貼ったりするようです。

これで全ての作業が終了しました。

観劇まであと2週間!俺もうワクワクだC〜!!